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= 腰痛のメカニズム =
このページでは腰痛の原因を科学的に考えていきます。
腰痛の原因と一口に言うのは簡単ですが、実際にはそれほど簡単に説明できるものではありません。
まず、次のように大まかに分類することができます。
・筋肉に原因がある腰痛
・背骨の異常に原因がある腰痛
・内臓の病気に原因がある腰痛
ではそれぞれのメカニズムについて見ていきましょう。
上の3つの項目をクリックすると目的の場所へジャンプします。
= 筋肉に原因がある腰痛 =
筋肉に原因がある腰痛
筋肉に由来する腰痛はさらに次の2つに分類することができます。
・緊張性腰痛
・慢性型腰痛
です。
緊張性腰痛
筋肉のバランスが崩れることで起こる腰痛
筋肉のバランスが崩れると、その崩れたバランスを補おうと腰の筋肉の負担が大きくなる。
筋肉の負担が大きくなることで腰痛が発生するというメカニズムをもっているのです。
もうすこし詳しく解説しましょう。
体のどこかの筋肉にストレスがかかると交感神経(自律神経のなかで動的な役割をはたす神経)が優勢になり、
緊張が始まります。その結果他の筋肉のバランスが崩れ、そのバランスを調節しようとすることで腰の筋肉に
負担がかかるのです。
この腰痛を起こす原因となる行動
・車の運転など長時間姿勢が固定される
・靴が合わないなどの理由で足の筋肉に負担がかかる
・・・など
慢性型腰痛
常に発生している腰痛。
鈍い痛みをともなうのが特徴です。
= 背骨の異常に原因がある腰痛 =
背骨(主に整形外科領域の疾患)に原因がある腰痛については次の原因が考えられます。
・椎間板ヘルニア
・脊柱管狭窄症
・変形性脊椎症
・骨粗鬆症
それぞれの症状について見ていくことにしましょう。
上の4つの項目をクリックすると目的の場所へジャンプします。
椎間板ヘルニア
椎間板とは
人間の背骨は椎骨という骨が24個集まることで構成されています。
ところがこの椎骨がただ重なるだけでは、硬い骨どうしがぶつかり合って、スムーズに動く(曲がる)ことができません。
スムーズに動くために、クッションの役割をはたす物質が『椎間板』です。
名前からもわかるとおり、椎骨のあいだにサンドイッチされる形で位置しています。
椎間板ヘルニアのメカニズム
この椎間板が、老化やスポーツなどで過度の負担を受けると、本来の位置から飛び出してしまうのです。
飛び出したところに脊髄があると、これが脊髄を圧迫し、激しい痛みや痺れを生じる。これが椎間板ヘルニアのメカニズムです。
椎間板ヘルニアの治療は、主に保存療法と手術療法に分かれます。それぞれについて見ていきましょう。
《保存療法》
・薬 物 療 法 ・・・消炎鎮痛剤、湿布、筋弛緩剤などによる痛みの軽減が目的です
・ブロック注射・・・激しい痛みを抑える目的で硬膜外ブロック注射、神経根ブロック注射
を行います
・理 学 療 法 ・・・慢性期の痛み対策として温熱療法、低周波治療法、牽引療法などが施さ
れます
・コ ル セ ッ ト・・・コルセットを装着することで腰への負担を軽減します
《手術療法》
・脊椎固定術・・・ヘルニアを手術で取り出します。取り出したあとの隙間に、削った骨片
や金属片で脊椎間隔を調節して金属金具で椎体どうしを固定する方法
です。
・椎弓切除術・・・椎骨の後方部分にある椎弓を広く切除して、神経への圧迫を取り除く方
法。脊柱管狭窄症、大きいヘルニアに対して行われます。
・P L D D ・・・オススメの書籍 でも紹介しているPLDDです。
日本語では「レーザ
ー治療 高出力レーザー 経皮的髄核減圧手術」と言うそうです。
手術の内容は、椎間板の中心部に残った髄核をレーザーで照射・蒸散
することで、神経根を圧迫している、はみ出た椎間板を減圧して症
状を軽減させる方法です。
特徴として、入院の必要がない、手術もごく短時間で手術痕が小さ
いということが挙げられますが、保険適用外なので高額(数十万円
程度)というデメリットがあります。
・LOVE法
・MED法
・PN法
脊柱管狭窄症
脊柱管狭窄症のメカニズム
椎間板ヘルニアと並ぶ腰痛の二大疾病の一つ。
脊柱内部の、神経を通す空間(脊柱管)が狭くなり、神経(馬尾神経、神経根)を圧迫することで起こる病気です。
骨の老化が原因となるため高齢者に多く、年齢を重ねるに従って病状も進行します。
脊柱管狭窄症には次の3つのタイプがあります。
・中心型(馬尾型)…脊柱管の中心部で馬尾神経が圧迫を受ける
・外側型…脊柱管の外側で神経根(坐骨神経の根本)が圧迫を受ける
・椎間孔型…一本一本の神経が出て行く椎間孔というトンネルで神経根が圧迫を受ける
次に、脊柱管狭窄症の症状を確認しましょう。
脊柱管狭窄症の症状
脊柱管狭窄症の症状としては、
・腰痛
…のほかに、
・歩いたり立ったりしているときの痛みやしびれ
が挙げられます。
さらに、間欠跛行という特徴が見られます。
間欠跛行とは、相当な痛みがあっても一度しゃがんで少し休むと、症状が軽くなってまた歩けるようになるという特徴です。
脊柱管狭窄症の治療は、椎間板ヘルニアと同様、主に保存療法と手術療法に分かれます。これらについて見ていきましょう。
《保存療法》
・薬 物 療 法 ・・・消炎鎮痛剤の内服や外用を行います
・ブロック注射・・・激しい痛みを抑える目的で硬膜外ブロック注射、神経根ブロック注射
を行います。
硬膜外ブロック注射は、薬剤により腰や尾てい骨から馬尾周辺の血管
を広げつつ炎症をとります。神経根ブロック注射は障害を受けている
神経に直接注射します。
・コ ル セ ッ ト・・・コルセットを装着することで腰への負担を軽減します
コルセットは長期間使用していると筋力が低下するので、必要な時に
使用することが重要です。
《手術療法》
手術療法では、脊柱菅を狭くしている部分の骨を背中側から削り、神経への圧迫を取り除きます
変形性脊椎症
骨粗鬆症
= 内臓の病気に原因がある腰痛 =
内臓の病気(主に内科領域の疾患)に原因がある腰痛については次の原因が考えられます。
・腎臓結石
・尿管結石
・大動脈瘤
・腫瘍
・婦人病
それぞれの症状について見ていくことにしましょう。
上の5つの項目をクリックすると目的の場所へジャンプします。
腎臓結石
尿管結石
大動脈瘤
腫瘍
婦人病
= 注意事項 =
腰痛の診断はしっかりとした知識と検査が必要です。なるべく早く医師の診断を受けてください。